身体の部屋

チャレンジナンバの現場より

2009 年 7 月 14 日 火曜日

月に一度、川越の村岡指圧院でのチャレンジナンバも、順調に軌道に乗ってきた。子どもたちにとっては、月に一度の集団でのリハビリ(個人個人によってプログラムは異なる)ということで、お互いにいい刺激を与え合い。それぞれが、自分も諦めないでチャレンジするぞということを確認しているようでもある。
グループでリハビリを行う場合に、グループでの効果がプラスに出る場合もマイナスに出る場合もある。プラスの効果を出そうと思えば、子どもの努力や上達を褒めてやることは、非常に大事なことである。しかし、子どもたちが出来るようになったことを自慢してはいけないし、悪い意味で他人と比較してはいけない。他人と自分を比較することは決して悪いことではないが、自分より下を見て見下すような比較はしてはいけない。比較することによって傲慢が生まれ、周りのやる気をそいでしまう。自分より上を見て、それを目指そうという比較ならいいと思う。こういう比較は、やる気を生んでくる。
また、気を付けておいてもらいたいのは、比較するのと差別するのはまったく違うことであるということ。日本人は、比較すると差別するを混同しやすいので注意してもらいたい。比較をするということを上手く活かせば、集団のやる気も方向性もよくなる。これは、コーチ学からの集団の導きかたである。
こうして、チャレンジナンバの子供たちは、二分脊椎症・脳性麻痺・骨形成不全症・筋ジストロフィー等すべての症状において改善が見られ、リハビリの効果が現れている。しかし、こうしてリハビリの効果が現れ動きが改善されてきているということは、身体が変化しているということである。
身体が変化する場合には、今まで溜め込んでいた悪いものを全部外に出そうと、好転反応が起こる。それは、子どもたち各自に、独特の形として現れてくる。今まで便秘こそすれ下痢など一度もしたことがなかった子どもが、とつぜん下痢をしだすこともある。これは、食べ物が悪かったとか梅雨時だからかなと考え込むことはない。その子の体内にあった悪いものを排泄しているだけのことである。また、37度以上の微熱が続くこともある。これも、発熱して悪いものを出そうとしているだけのことである。そして、頭など痛くなったことのなかった子どもが、ある日頭痛を訴えてくる。何も、驚くことはない。智恵熱と思っていればいいだけの話である。
身体が良いほうに変わって回復しようとしているときに、このような好転反応が起こる。そして、この好転反応は、様々に形を変えて身体に起こってくる。これを、リハビリが進んでいないなどと考えてはいけない、リハビリが進んでいるからこそ好転反応が起こるのである。喜ぶべきことであっても、リハビリを中止することには決してならない。これを理解することが親にとっては難しいところであるが、前に進むためにしっかりと理解しておいてもらいたい。好転反応が起こっていることは、前進していることの証明なのである。好転反応を乗り越えたとき、一段進んだところでのリハビリが始まる。
こんなことも現場で、実際に対面していればこそである。机の上だけで理屈を並べ替えて遊んでいる者は、一度くらい現場に足を運んでみればいい。現場で起こっていることだけが、真実である。

7月14日 矢野

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