身体の部屋

ナンバとは

2010 年 5 月 19 日 水曜日

ナンバは日本の伝統文化だ

明治維新まで、着物を着て草履や下駄で生活していた中での動きがナンバの動きの原点であろう。着物が着崩れず、下駄や草履の鼻緒を切らない動き。

この動きを分析すると、全身を連動させながら、
出来るだけ身体を「捻らない」
「うねらない」
「踏ん張らない」様な使い方 

こういう動きをすれば、動きが効率的になり、動きの無理や無駄が省かれていく。あえて筋力を付けなくても、いまの体力で身体を器用にすれば、ほとんどのことは解決できるであろう。

飛脚:一日100km~200km走ったという(ナンバ走り)
旅人:一日20kmが目安で30km以上歩いている人もいる(ナンバ歩き)
武士:スピード、力、パワーのある動き
農民:機械に頼らず自分の力だけでの農作業

その他、すべての人々が、着物、下駄、草履という装いで暮らしていた。

これは、いまから見れば動くのに難しい装いである。

そういう装いで動きを工夫していたのが、我々の祖先であり、そこで生まれたのがナンバの動きである。

ナンバの動きが、明治維新とともに西洋の軍隊訓練式動きや洋服、機械の導入によって隠れてしまった。その隠れていた日本の伝統文化であるナンバの動きを今一度現代風にアレンジして蘇らせる試みである。

ナンバへの取り組み

我々は、ナンバを難しい場面を創意工夫して切り抜ける技術として捉えている。だから、造語ではあるがナンバを「難場」として捉えている。

難しい場面というのは、身体が難しい場面、心が難しい場面、周りの環境が難しい場面といろいろある。そういう難しい場面に直面したとき、どのように創意工夫して切り抜けていくかがナンバの面白いところである。難しい場面に直面したとき、そこから逃げるのではなく、楽しむチャンスだとして積極的に取り組めるようになる。

難しい場面を切り抜けていくためには、自分自身との対話が必要である。だから、ナンバでは自分の身体との対話、自分の心との対話、環境との対話ということを基本にし、対話能力を高めるようにしているし、その方法についても開発している。

ナンバは、様々な分野に応用でき、様々な分野で新しい試みが出来る可能性を持っている。

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