身体の部屋

ナンバの奥深さ

2009 年 7 月 27 日 月曜日

ナンバでは、全力で取り組むが頑張らないといっている。これは、真剣ではあるが深刻ではないに通じることである。ナンバを表面的に捉えられると、ここのところが抜けてきてナンバでなくなってしまう。
ナンバでは、楽を探すとか快を探すといってきたが、単なる楽とか快と捉えられると、行方が分からなくなる。楽にもレベルがあるし、快にもレベルがある。あなたが思っている楽や快が私と一緒ならいいが、そこでのズレが誤解を生むことになる。そして、ナンバを誤解している人は、ナンバは地味だ、ナンバは老人向けか、ナンバはいい加減だ、などといっぱしの批判をする。ナンバに関して何を言われても腹は立たないが、あなたの無知を笑ってしまう。
物事いうものは、もう少し深く洞察しなければないと思う。あなたは出来るか、全力だが頑張らないということが。全力を出すことと頑張ることとは、まったく違うというか正反対のことでもある。全力を出すとは、目標に向かって集中することであり、必要なところにだけ力を入れて効果を挙げることである。頑張るとは、闇雲に向かっていき、全身に力を入れて無駄ばかり多くて効率の悪いことである。
よく頑張っているけど、成果が出ないと言っている人がいるが、それは当たり前である。頑張っているとは、ブレーキを掛けながら一生懸命にアクセルを踏んでいるようなものである。それは、疲労感は充分であろうが、出来たことといえばたいしたことではない。頑張るということは、いかに無駄な力が入り力んでいるかということである。頑張ればいいというものでもないし、頑張ることが間違っているともいえる。そして、頑張ったことが成果に結びつかないと、だんだん嫌になり世の中をヒネテ捉えるようになるから要注意である。ヒネテいる人は、振り返ってみてください、いままで頑張ってきたんではないでしょうか。
「努力は必ず報われる」という間違いとよく似ている。どんな努力でも、その方向が間違っていれば、決して報われることはない。あなたの努力は、ただの無駄な、しなくてもいい行動ではないかよく反省してみよう。
全力というのは、そんなに力んだことではなく、的をしっかりと見据えそれに必要な行動は何かと吟味し、アクセルだけを働かせるということで、決してブレーキは使わないことである。ナンバとは、こういうことだから奥が深いと言っている。それを、ちょっとナンバに触れたくらいで、解ったような顔をしてもらいたくはない。どれだけ理解しているのか、そんな深刻な顔をして、せめて深刻な顔はしないで真剣な顔が出来るようになってから言ってもらいたい。全力と頑張るの違いを、しっかりと理解してもらいたい。

7月26日 矢野

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