身体の部屋
伸びるのは素直さ
2007 年 4 月 9 日 月曜日先日、桐朋中学(男子校)のバスケット部の春合宿にコーチとして参加した。
しばらく練習に顔を出していなかったので、名前も顔もわからない生徒が大半であった。しかし、レギュラーチームの指導ということで練習試合が組まれていた。最初は、名前ではなくゼッケン番号で読んでいたが、次第に名前と顔が一致してきた。私は、バスケットの専門家ではないので技術指導はなく、もっぱらゲーム中の気持ちの指導である。
練習試合での指示は、「前に速く攻める」「全力で走り、守る」「自分のミスは自分で取り返す」「仲間をフォローする」といった簡単なものである。初日、二日目、三日目と練習試合を重ねていくと、進歩の度合いに差が出始めた。それも、ただの練習では解らないが、試合をやらしてみると大変な差がつくのが明らかになった。これは、何が原因だろうかと、合宿中考えた。
出てきた結論の一つは、素直さに違いがあるのではないだろうかということである。同じように指導し同じように指示を出しても、すぐにやろうとする生徒と全く自分のやりかたを変えない生徒がいる。我々コーチ陣の指示をすぐにやろうとし、それでうまく行ったか行かなかったかで、つぎへの課題が生まれ、それを解決しようとする。
それが、成長する、伸びていくということではないだろうか。自分の技術一つをとっても、これでいいだろうか、これで試合に通用するだろうかと試行錯誤することが今より上に行くことだろう。
伸びていかない生徒たちを見ていると、どう見ても素直でない。それは、反抗するとか反発するとか言うことではない。どこかで、他人の顔色を伺い、いい子を演じようとしている。人にどう見られるかを気にしたり、やる前から結果を考えているように見受けられる。
失敗したらとか自分のことしか眼中にない。伸びていった生徒たちは、自分のことではなくチームの迷惑にならないようにということしか考えていなかったようだ。これがなければチームゲームをやっても、チームワークは理解できないだろう。
これはどの分野でもいえると思うが、「素直さ」がなければ人は伸びない。
矢野
