身体の部屋
動きのカウセリング
2007 年 5 月 28 日 月曜日先日、桐朋学園に中央大学の陸上競技部の学生が二名尋ねてきた。一人は円盤投げ専門でもう一人はハードル専門ということであった。
両名とも身体に痛みを感じ、思うように競技が出来ないという悩みであった。スポーツに痛みは付き物といっても、身体に痛みを感じながら思うように練習や試合に望めないのは、なんとももどかしい。
私と長谷川先生で、動きのカウンセリングを行うことにした。まず、何処がどのように痛いのかを聴き、その痛みはどのような動きから来ているのか実際に動いてもらった。
両名とも、高校時代には陸上競技の全国大会で決勝に残り入賞しているくらいレベルの高い競技者である。レベルが高いから、動きに関しても意識の置き所が大切になる。
投げるとか跳ぶという動作を行なう場合に、身体の何処をどう動かそうと意識をする。しかし、その意識が過剰になってくると、意識している身体の局所に過剰な負担がかかってくる。そうなると動きの滑らかさが失われ、そればかりか痛みが発生するようになってくる。
30分も話を聞きながら、動いてもらって、少しヒントを与えると、二人の顔色が急に明るくなった。一人は、この動きで円盤が遠くに投げられそうです、痛みもないですと答える。もう一人は、スムーズに身体が前に進み、ハードルを踏み切っても痛くないですという。
身体の痛みと動きをヒントに、身体を動かすときの意識の持ち方をこうしてみたらとアドバイスしたまでのことである。これがナンバ式の動きのカウンセリングである。
練習を休んで痛みをとっても、また同じ動きで練習を再開すれば同じように痛くなる。それでは、根本的な解決には至らない。だから、ナンバ式の動きのカウンセリングが有効になる。
身体が痛みを持って訴えていることは、動きを変えなさい、動くときの意識を変えなさいということである。痛みに悩まされている競技者に、何とか力になろうと我々は待機しています。それも全ての競技のレベルが上がるように、競技者の努力が報われるようにという思いからです。
矢野
