身体の部屋

持っている力を出せない

2008 年 9 月 2 日 火曜日

 北京オリンピックは、時差も少なかったのでいろんな競技をTVで見た。見たい競技がすべて見られたわけではなく、放映されたものを見たに過ぎないが。放映の仕方も、かなり偏りがありスポーツを放映しているというより、アイドルでも創り出そうとしているのかと疑問を持たせるものも多かった。スポーツが、単なる見世物にならないように気をつけなければならない。
 日本の場合、すぐ入賞だとかメダルだとか騒ぐが、世界レベルで見て決勝に進めたりメダル圏内にいる選手がどれくらいいるか冷静に見たほうがいい。オリンピックや世界選手権になると、参加する選手はすべて世界と対等以上に闘えるような錯覚させるような報道はよくない。期待をさせるというが、雲でも掴むような夢を見させるだけではないか。
 全部の競技が終わり、勝者のコメント敗者のコメントも見てみた。それは、力を出し切って勝ったものは、素晴らしい。力を出し切っても、なおかつ負けたものは、力をつけてまた臨めばいい。そういう選手は、少なかったように思うのだが。
 問題は、持っている力を出し切れないで負けた選手たちである。コメントでも、力を出し切れなかったと言っている。その言い訳にプレッシャーを持ち出す。プレッシャーなどというものは、自分で創り出すもので、それは自分の責任だろうと自覚していない。では、これからどうしたら力を出し切れるかというトレーニングに取り組むかどうかである。
各選手や競技団体は、反省らしきものをして、よりハードなトレーニングを行って力をつけると言う。何かが違う。力をつける前に、力を発揮するトレーニングを行わなければならない。自分の持っている力を全部発揮して闘って、それでも届かないときに始めて力をつけるトレーニングを行うべきである。10持っている力を6~7しか発揮できないままで力をつけても、こんなに効率の悪いことはない。それでは、いつまで立っても世界と闘うことなど無理だろう。
 今もっている力を全部発揮するために、ナンバ的な身体の使い方や心の使い方を紹介してきている。もう少しナンバを利用しようとしてもよさそうなものなのに。
 我々は、今もっている力を全部発揮することを追及し、次の段階に力をつけることも無視しないで行っていく。ナンバで協力できる日のために、準備だけは万全にしておくつもりである。

9月2日 矢野

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