身体の部屋
進化を続けるイチロー
2007 年 6 月 11 日 月曜日先日イチローは、大リーグに入団した年に打ち立てた連続安打試合記録の23試合を25試合連続と更新をした。
イチローは、年間最多安打の大リーグ記録も更新したほどの大打者である。そのイチローが、現状の自分には満足せず進化を続けている。守りに入るのではなく、いつも攻撃的な心を忘れない。進化をするとは、今の自分を壊して新しい自分を創り上げていくことである。進化をしなければ、向上も上達もしない。
これは口で言うのは簡単だが、並大抵のことではない。人間は、変化することに不安や恐れを感じるものである。現状維持のぬるま湯の中が、居心地がいいのだから。だから、多くの人は、変われない自分をもてあましてイライラしている。
イチローが日本でプレーしていた頃の「変わらなければ」という、コマーシャルのキャッチコピーが色あせることなく本人によって行われ続けていることに賞賛を送りたい。
イチローは、シーズン中でもマイナーチェンジは常に行っているが、シーズンが終われば自分の技術を一旦壊して、次の年のバッティングフォームを創り上げていく。今の自分の技術でも十分に一流であるのに、それを惜しげもなく壊すのである。
そして、どうすればヒットを打つことが出来るのかというテーマのもとに、新しい技術を再構築していく。新しい技術に変えるということは、全くヒットが打てなくなるという危険性も含んでいる。しかし、今より進化するために、あえて今の技術を捨てて、勇気を持って新しい技術を身につけようとするのである。
技術の再構築には、今もっているいい部分は残して、悪い部分を捨て新しいものを加えることである。そういうことが出来るということが才能であるのに、人は無責任に天才と呼んで終わらしてしまう。
我々も進化をしたいなら、今の自分なんか一度捨ててしまって、もう一度自分を創り直せばいい。それには、今の自分にこだわりしがみ付いてはいけない。こだわりを捨てて、少しの勇気を持てばいい。
安定志向など捨てて、少しだけ冒険してみようと思うことだ。自分が変われば、周りの人も環境も違って見えるようになる。自分が変わらないから、いつも人や環境に不平や不満をもって生きている。
毎日「変わらなければ」と呟きながら空を見れば、きっと違った毎日がやってくる。
矢野
