心の部屋
ウツが増えている
2009 年 11 月 28 日 土曜日私は、大学で授業を行ったり、講習会で一般の人に、バスケットの指導で中高校生に、仕事でいろんな人に触れ合っている。思い返せば、結構多くの人と触れ合っている。かといって、インフルエンザ対策などは何もしていないし、別に恐怖感もない。
それではなく、私のまわりでも、確実にウツが増えている。ウツの診断書が出てくる、最近見ないなと思うとウツで籠もっているという、そんなにウツが広がっているのかと驚く。ウツというのは、都会の病気かと思うとそうでもない。田舎の高知でもウツ患者が結構いるとのことである。
都会でのウツは、人間関係が原因であるにしろ、自然との接触不足や自然との対話不足が考えられるが、田舎でのウツは、狭い社会範囲と知り合いに囲まれて生きているという、衆目の中での息苦しさもあるのかもしれない。
しかし、都会にしろ田舎にしろ、自分の置かれている状況をどう捉えるかが、大きな問題ではなかろうか。自分の置かれている状況を、自分の努力でどうにか出来るなら努力しなければならないし、自分ではどうしようもないのなら受け入れるしかない。
悩みというものは、解決するためにあると思っている。解決できない悩みなら、考えてもジタバタしても仕方がない。そういうものは、自然の流れに任せ、自分も流れていくしかない。自分ではどうしようもないことが世の中にはあると、それを知るだけでもずいぶん楽になるのではないだろうか。
何かを、誰かをコントロールすることは、気持ちのいいものである。だから、スポーツの監督やコーチをやりたがるし、指揮者になれば気持ちいいだろうと想像する。そして、マインドコントロールまでいかないとしても、誰かにアドバイスをし自分の思い通りにすることがみんな好きである。
人には、出来ることは勿論あるし、自分で出来ることを増やしていかなければならない。しかし、自分では出来ないこともある、自分の力ではどうしようもない事があることを知らなければならない。それを知れば、謙虚になるだろうし、なにより悩みが減るだろう。
自分で出来ることと出来ないことを確認するだけで、生きていくのは随分楽になるし、ウツは減るのではないだろうか。ウツの人には失礼に聞こえるかもしれないが、ウツとは独り相撲を取って、自滅しているように見えて仕方がない。独り相撲は無駄だから、そんなことはしないと整理するだけで違ってくるのではないだろうか。
我々が言っている、ウツ対策としての自然との触れ合いとは、自然は無駄な努力はしないで流れに任せているということに触れてもらいたいのである。
11月28日 矢野
