心の部屋

リラックスは要らない

2010 年 2 月 26 日 金曜日

リラックスすることが、何にでも効く万能薬のように言われている。リラックスすれば、力が発揮できるとか、効果が上がるとか言われているが、本当にそうだろうか。素朴な疑問を抱くところである。

リラックスというのは、休養している状態で、目はトロンとなり口は半開きで少しヨダレでも出ていれば、もう完璧である。そんなリラックスした状態で、勝負に挑めるだろうか。勝負というのは、スポーツでも仕事でも演奏でも様々な場面での力を発揮しなければならない場面である。リラックスなんかしていれば、とても勝負にならないだろう。大事なことは集中することであって、リラックスなんかしている場合じゃない。

なぜ、リラックス、リラックスと叫ぶのか解らない。集中しないで力が発揮できるとは、思い違いもいいところだ。世界の一流スポーツマンがリラックスと言うときは、ニュアンスが少し違う、いかに競技に雑念をなくして臨むかということを言っている。言い換えると、集中して競技に臨むかということを言いたいのである。それを力を抜くことだと凡人は、思い違いをしている。

また、身体のことに関しても力を抜けばいいと思っているのも、思い違いである。力を抜いて身体を動かすことが出来るわけがない。抜いたり緩めたりすることは、何の効果も無い。まずは、力を入れることを覚えなければならない。どうも間違ったことが横行している。

まずは、集中することである。集中するということは、余計な不安や恐怖を追いやるということである。そうして、勝負に臨み、勝負が終わった後はリラックスすればいい。いわゆるオンとオフの使い分けである。スイッチを入れるときは集中するように、スイッチを切るときはリラックスである。このオン・オフの使い分けが下手な人は、頑張っているのに成果が出ないとか、努力しているのに何故と、だんだんやっていること自体が嫌になってくる。そして、焼き切れて諦めてしまう。もったいない話である。

集中力を高めるには、気持ちの切り替えを上手く行わなければならない。いま目の前のことに全力を尽くすようにしなければならない。目の前のことに全力を尽くすためには、そのことに関する不安や恐怖を取り除く準備を万全にしなければならない。そして、やらなければならないことを確実にやりきる。今やっていることが終わってもないのに、終わったらどうしようなどと考えることは以ての外である。

集中力がなくて困っているという人は多いが、集中力をつけるにはどうすればいいかということを考えなければならない。そして、考えたことは実行して、自分にあっているかどうかを確かめなければならない。何もしないで、集中力がつくはずがない。それ以前にリラックスなどという下らないことは頭から追い出したほうがいい。

2月26日 矢野

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