心の部屋

真央ちゃんの精神力

2009 年 4 月 22 日 水曜日

世界国別対抗フィギュアという訳の分からない大会が行われていた。なんとなくテレビを見ていたが、国別対抗などには何の関心もないが浅田真央だけを注目していた。
フィギュアスケートは、技術種目ではあるが演技的な要素もある。多くの選手が、顔まで演技をしながら滑っている。それをよしとする人もあるであろうが、私は嫌いである。淡々と技を出してくる選手が好きだ。この間も、通産安打数の日本記録を更新したイチローもほとんど表情を変えない。こういう選手が好きである。
音楽の演奏家でも、演奏している曲よりもはるかに大げさな表情をしている者もいる。顔で表現しても始まらないだろうと思うのだが、そういう演奏家も多い。私は、そういう演奏家を好まない。
また、人に指導を行なうときに、変に真面目ぶった顔をしたり、やたら作り笑顔になったりというのは気持ちが悪い以外にない。なぜ、人は自分のやっていることに集中しないで、やたら顔の表情ばかり作るのだろうか。私には、まったく理解できないことである。

真央ちゃんは、それは立派である。スケートに集中し無駄な表情は見せない。誰に媚びるでもなく、淡々と演技を続けている。スケーティングがすべてで、それ以外のものは何も要らないという潔さが伝わってくる。フィギュアスケートは、スケーティングで勝負するのが本来の姿であろう。それを顔を歪めてまで表情で訴えるのは、媚び以外の何物にも見えない。
真央ちゃんの精神力は、今の日本のスポーツ選手の中では飛び抜けている。この精神力には、さすがのイチローも叶わない。ワールドベースボールの精神的圧迫感は分かるが、胃潰瘍で開幕を外れるのはイチローもまだまだである。これはイチローをけなしているのではなく、この部分を治せばもっと伸びることが出来るという励ましである。
真央ちゃんの精神力は、どんな試合でも背伸びすることなく、卑屈になることもなく、淡々と自然体で自分の力を出し切ることに集中しているということである。だから、真央ちゃんの演技中の表情は素晴らしい。媚びず、へつらわずということを心がけていると、顔の表情も自然体になり嫌らしさがなくなってくる。
精神力が、顔の表情に表れてくる。あなたも自分がどんな表情をしているか、チェックしてみればいい。媚びてないか、へつらってないか、威張ってないか、卑屈になってないか、全部不自然であり嫌らしい表情だ。真央ちゃんほどは無理としても、集中すればそれなりにいい顔になるから試してみよう。

4月22日 矢野

サイト検索

カスタム検索

活動履歴

関連図書&DVD購入