教育の部屋

ナンバを思想・哲学に

2008 年 10 月 21 日 火曜日

  ナンバを授業で行ったり講習会で行ったりしていて思うことは、技術の伝達だけではだめだということである。技術の伝達だけでは、指導している我々も面白くないし、本当に伝わっているのかもわからない。技術というのは、何か小手先のテクニックだけのように思われる。
  例えば、健康法だとかダイエットだとか、様々なものが現れてはブームとなり消えていく。それなりに技術だろうとは思うが、なかなか定着しない。だから、何がブームになってもてはやされても、あまり関心は湧かない。その根底に流れる思想的なものや哲学的なものが、何も伝わってこない。
  我々はナンバを、様々に展開してきたし、これからも展開するつもりである。しかし、ナンバをテクニックとして伝えるだけに終わらないよう、その考え方の展開を示してきたつもりである。本を読んでもらっても、そこまで読んでもらわないと意味がない。
  ナンバの動きを、出来るだけ「捻らない」「うねらない」「踏ん張らない」ということをスタートとして、解釈を広げてきた。その解釈の一つひとつの考え方をテーマとして、本を書いてきたつもりである。
・ 身体と対話をする
・ 筋肉ではなく骨を意識する
・ 全身を連動させて動く
・ 動きの滑らかさを求める
・ 身体を器用にし動きの精度を上げる
・ 痛みをコーチにする
・ 運動実感を消していく
など、動きからスタートしているが、それを様々な分野に応用してきり広げている。そこでは、考え方が重要だといいたい。その考え方というものが、ナンバの思想になり、ナンバの哲学になればと思っている。
  現代は、経済理論がまかり通り、どうすれば売れるか、どうすれば儲かるかという損得の上に立った考え方に偏りすぎていると思う。経済理論で、幸せになったり充実感を味わえればいいが、なかなかそうはいかない。やはり、元気に生活できるような、思想や哲学が必要に思える。だからこそ、ナンバの思想や哲学を、これからも紹介し続けて生きたいと思っている。
  性懲りもなく、本を出していきますので、読んでみてください。そして、考えるヒントにしてください。

10月20日 矢野

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