教育の部屋

匿名とは卑怯だろ

2009 年 6 月 16 日 火曜日

最近、少々日本人がおかしくなっている。
私が子どものころは、学校や先生に対して文句を言ったり、注文をつけるなどということはタブーであった。生徒を学校や先生に任せているのだから、焼いて食おうが煮て食おうが先生の勝手であった。骨の一本や二本折ったところで、それを先生のせいにするなどということはお門違いである。すべて本人の責任のもとに、自分が悪いで片付く問題である。
ところが、どこに権利があるのかは知らないが、最近は学校が相手でも、先生が相手でも言いたい放題である。授業のやりかたに文句をつけるは、学校の方針が悪いなどとも言う。学校に子どもを入れたから、学校にお任せしますという態度ではなく、授業料を払っているので文句をつける権利があるだろうという態度である。
百歩譲って、なら正々堂々と名乗り出てくればいい。それをみみっちくも卑怯にも、匿名で言ってくるからたまらない。なぜ匿名なのかと聞きたい。言いたいことがあれば、本名で言ってくればいいではないか。自分の名も名乗れない者が、何を言う権利があるというのだろう。匿名と言って、自分に何も責任がかかってこないから、やっと言うことが出来るという臆病者であり卑怯者である。覆面をした闇討ちのようなもので、恥ずかしくないのかなと思う。
言いたいことがあれば、正面から堂々と自分の名を名乗って言わないと、誰も相手にしない。匿名を相手にしてはいけない。これは、雑誌でも新聞でも、テレビでも同じことで、匿名を取り上げるから、どこでも匿名が通ると勘違いをする。すべてのところで、匿名などという無責任なものは取り扱わない、いや拒否するようにしたほうがいい。匿名は許さない。
日本人は元来、正々堂々と潔い民族であったはずだ。それがいつの間にか、陰に回り権利ばかりを主張する卑しい民族に成り下がったのだろう。権利なんか振り回すんではない。権利をかさにきた途端に、人間は卑しくなる。権利というものの、使い方が解っていない。
スポーツに例えると、ルールを破っていないからいいじゃないかというのと同じである。ルールを破っていなくても、マナー違反はあるしスポーツマンシップに劣ることもある。ルールを破っていないと主張するのと、権利を主張するのは同じように思え、どうも卑しい。
私は、匿名の意見など目を通す気にもなれないし、匿名と分かった時点でゴミ箱行きにする。そうされなくなかったら、正々堂々本名を名乗ってきてもらいたい。本名を名乗って困るようなら、何も言わずに黙っていろ。それが、人間としての当然の姿だろう。

6月15日 矢野

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