矢野先生のコラム

チャレンジナンバがスタート

2008 年 9 月 23 日 火曜日

9月17日より「小江戸 川越ナンバ講習会」が始まった。
基本指圧の村岡先生の働きかけにより、川越でナンバの講習会を毎月一回開催しようというものである。場所は川越・南文化会館で行うことになり、まずどんなものかと出向いていった。
受講生は非常に熱心で、それに応えるように我々も気合を入れて講習を行った。ナンバが、少しでも多くの人に広まればという気持ちを込めて、これからも続けて生きたいと思う。
ナンバ講習会の後、続けてチャレンジナンバを行うことになった。チャレンジナンバというのは、心身の障害を持っている人たちのリハビリに、ナンバを応用しようというものである。
当日集まった障害者は、中学生と高校生であった。それぞれの事情で、身体や脳に障害を抱えているということであった。現在までの経過を聞き、これからどうなりたいかという希望にナンバがどこまで貢献できるかチャレンジである。それは、やりがいのあることであるし、やらなければならないことだろうと理解している。
身体の動きを工夫することで、いまより動きが改善されることは予想がつく。また、身体を動かすことにより、脳への刺激が加わり脳の働きも改善できるものと考えられる。だから、単なるリハビリとは考えていない。人間の持つ心と身体を連動させながら、機能の回復だけではなく人間として成長する手助けをしようという試みである。
そこで、現場に立ったわけであるが、障害者自身にだけ取り組んでも難しいことがすぐにわかった。障害者とその子を世話してきた親との関係が、まず問題である。この関係を解決しないと、次に進むのは難しい。この関係は、共依存で障害者も親に依存しているが親も障害者に依存しているという関係である。現代の人間関係の縮図を見るようで驚いたが、この共依存関係を崩さないとリハビリは進まないと思う。
我わらがよくいう「親離れ・子離れ」である。いろんなところで親離れ・子離れが出来ていない現場を目にするが、障害者においても強く感じた。いま問題になっている介護においても、共依存という問題があるのではないだろうか。身体とか心にアプローチする前に、人間関係にアプローチする必要性を強く感じる。
我々に、何がどれくらい出来るかまだ未知数ではあるが、これはチャレンジし甲斐のあることである。少々重いことは重いが。

9月22日 矢野

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