矢野先生のコラム
ナンバと取り組んできてよかった
2010 年 3 月 7 日 日曜日西村くんの「ナンバによるリハビリそして更なる身体機能の進化」というレポートを読んでいただけたかな。このレポートは頭で読むのではなく、心で読んでもらいたいものである。
西村くんとは、2月に行ったナンバトレーナー養成講習会で始めて会った。わざわざ台湾からナンバトレーナー養成講習会だけのために帰国したということで、正直驚いた。失礼だが物好きなのか、ナンバの魔力なのかと思いながら話してみると、レポートにあるように交通事故の大怪我からナンバ式骨体操とナンバ歩きで奇跡的に回復したということである。一瞬信じられないと思ったが、その誠実そうな話しぶりと傷跡を見せてもらうことにより信じるしかなかった。台湾で日本語学校の先生をしているとのことだが、有給休暇を取ってナンバトレーナー養成講習」会だけのために帰国したということにも納得した。
西村くんのリハビリに貢献したのは、光文社から出した「ナンバ式骨体操」である。西村くんは、この「ナンバ式骨体操」の本を彫刻刀で削るように読んだものと思われる。読んでは、自分の身体で試してみて、身体と対話をすることの繰り返しであったという。ナンバ式骨体操を自分の身体を使って試すことが、即リハビリにつながっていったものと思われる。
長谷川くんと二人でナンバ式骨体操を考案し、光文社から「ナンバ式骨体操」として世に送り出した。私たち本人が、ナンバ式骨体操がリハビリにこんなにも有効だとは思わないでいた。思わぬ効果に喜んでいるが、それよりも西村くん一人のために出版したと思っても、ナンバ式骨体操を世に出してよかったと思う。
時に、ナンバはなぜ世の中で理解されないのだろう、なぜナンバは広まらないのだろうと、愚痴ともつかず恨み節でもなく悶々とすることがある。しかし、西村くん一人にだってナンバ式骨体操が貢献したとあれば、それでいいじゃないかと非常に清々しい気持ちになった。ナンバと関わってきてよかったし、これからも続けていこうと後押しされたように思う。
西村くんは、熱心にナンバトレーナ養成講習会に参加して、無事トレーナーの資格を獲得して台湾に帰っていった。非常に短い触れ合いではあったが、これからの楽しみもたくさん残していってくれた。彼は、台湾に帰り、ナンバを普及するために部屋を用意し、ナンバの講習会を行うという。ナンバトレーナーの資格を取らないと、ナンバを指導できないが、彼はそこのところもクリアーして堂々と外国でのナンバ指導者第一号である。こうしてナンバが広がっていけば、予想もしない面白い展開になるかもしれない。
よし、ナンバっていこう。
3月7日 矢野
