矢野先生のコラム
急に夏
2009 年 7 月 16 日 木曜日今週になり、月曜日から何の前触れもなく夏が来た。それまでは、半ズボンをはいても、少し寒いかなという感じであった。それが、月曜日は午前中には曇っていたので、帽子も持たずに家を出た。そして、グランドでの授業が三時間続いた。目を開けているのも眩しいくらいの太陽の挨拶である。太陽の挨拶は嬉しいのだが、突然すぎるのも面食らう。
そして、梅雨明け宣言もまだだし、夏はもう少し先かと思っていた。ところが、火曜、水曜、木曜と真夏の晴天が続いているではないか。こうなると、とりあえず洗濯である。タオルケットを洗濯しても、毛布を洗濯しても完全に乾いている。そして、夜も暑いのであるが、タオルケットや毛布の肌触りはものすごくいい。しかし、朝起きて汗ばんでいるのには参るが。朝起きてシャワーが必要になるのも、遠くないなと覚悟している。そんなところで、梅雨明け宣言である。身体はとっくに知っていると、言いたくなるのも無理はない。
暑くなったのは仕方がない、どう身体を慣らして行くかということである。身体を暑さ仕様にしなければならない。そこで、ここ三日くらい昼間の一番暑いときを見計らって一時間くらい歩いている。それは、汗もかくし帰ってきたらシャワーを浴びないと、何も出来ない。でも身体は、早急に暑さに慣れていく。ただ、少し反動がある。夜十時を過ぎると、急速に眠くなることである。夜寝られないなどという人があれば試してみればいい、昼間暑い中で一時間も動けば、放って置いても眠くなるから。そして、身体はうっすらと狐色になる。こうなれば、半ズボンも麦藁帽子も似合う夏仕様の出来上がりである。
巷では熱中症が話題になっているが、思い違いをしてはいけない。水分不足で、熱中症になっているのではない。この暑さへの不適応が、熱中症として現れていると捕らえなければならない。暑さに適応していれば、簡単に熱中症なんかにはならないはずである。その暑さへの簡単な適応の仕方が、一日の一番暑い時間帯に一時間くらい外に出て暑さを味わうということである。この暑さを味わうという気持ちが、熱中症対策としては一番大事である。そういうことを一週間も続ければ、この夏は暑さに適応しているので熱中症の心配などしなくていい。これを試さないのは、危険に身を曝して何もしないのと同じである。疲れを取る夜は、クーラーの中で快適な睡眠を取ればいい。休養するときくらい、快適な環境に居ても罰は当たらない。
朝から夕方まで会社でクーラーの中という人は、退社後一時間は外気の中を歩くようにすればいい。暑さへの適応が一番大事である。熱中症などとビクビクすることはない、私は暑い土佐の産まれであるが暑さで倒れたことはない。暑さを楽しむ余裕を持つことだ、生ビールがあるではないか。
7月16日 矢野
