音楽の部屋

ナンバ演奏会の役割

2008 年 11 月 25 日 火曜日

毎月一回行うナンバ祭りで、午前中にナンバ演奏会を行っている。ナンバや我々に関わりのある演奏者がワンコイン(500円)で、生演奏を行うというものである。生の楽器の音、音楽に触れてもらおうという試みで、音楽ファンやクラシックファンを増やそうということである。会場は桐朋小学校のプレイルームという親しみやすい場所である。一種のサロンコンサートと思ってもらえばいい。少しずつではあるが聴きに来てくれる人たちも増えているし、毎回聴きに来てくれる人もいる。
そしたら今日、嬉しいメールが届いた。桐朋学園大学の二年ピアノ科の原 愛音が、ショパンコンクールin Asia東京大会で金賞に輝いたということである。原は、毎月のナンバ演奏会で人前で演奏することが非常にいい経験になっていると言ってきてくれた。
演奏家を志して音楽を勉強しているということは、人前で演奏しなければならない。それを楽しいと思えなければ、とてもじゃないが演奏家は無理である。ダンスやバレエをやっている連中は、舞台に立つと「私を見て、もっと私を見て」という気持ちで踊っているという。踊れないし引っ込み思案な私には、まったく信じられない心理状態である。でも、舞台に立つからにはそれくらいでなければいけないのだろうと想像は出来る。
演奏家になろうとすれば、自分の演奏を聴いてもらわなければ話にならない。人前で演奏することに、ためらいがあってはいけない。「私の演奏を聴いてください」という気持ちがなければならない。そのためには、人前で演奏する機会を増やさなければならないし、積極的に人前で演奏しなければならない。まだ曲が出来上がっていないとか、人に聴かせられるレベルではないなどと言っている場合ではない。とにかく機会を見つけては、人前で演奏するようにしなければならない。
そして、音楽には、自分自身が反映されるし、自分の伝えたい思いがこもってなければならない。人前で演奏すれば、自分の伝えたいことが、どれくらい伝わったかという反応がみられるし、感想を言ってもらうこともできる。演奏家を目指している者にとっては、最高の勉強の機会になるものと思う。
ナンバ演奏会に出るのは、何も難しいことはない。私に、ナンバ演奏会に出て演奏したいと言えばいいだけのことである。演奏者が満杯になっていない限りは、いつでも受け入れるつもりである。
何とかナンバ演奏会を盛り上げていきたいものである。

11月21日 矢野

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