音楽の部屋
マリンバに驚いて
2009 年 1 月 13 日 火曜日12日の昼過ぎ千駄ヶ谷に出向いた。人手の多さに考えれば、高校サッカーの決勝戦が、国立競技場で行われることを思い出した。本来なら国立競技場に向かわなければならないかもしれないが、津田ホールに向かった。「マリンバの魅力Shining」という演奏会を聴きにいった。
岡山から桐朋学園大学にマリンバを学びに来た田舎娘であった内山詠美子が、世界的マリンバ奏者と成長して帰国して演奏会を開くという。桐朋学園在学中に世界マリンバコンクールで三位になり、卒業後国際マリンバコンクール・デュオ部門で一位になり、オーストリアへ留学している。
私など、小学校の授業で木琴をやらされたが、その才能のなさで惨憺たるものであった。その木琴が異常に進化したような楽器がマリンバである。しかし、マリンバだけの演奏会というのも、初めての体験である。
開演して、内山がマリンバを演奏し始める。まるで踊るように歌うようにマリンバを叩く。これぞ、全身を使って演奏するという楽器である。そして、マリンバから出てくる音に驚いた。なんと深みがあり、共鳴して厚さを持ち素晴らしい音か。オルガンの音を少しメタリックにしたような音にビックリした。こんな音が出るんだと、感性を揺すぶられた。
内山には、在学中に身体の使い方やメンタル面のアドバイスはしてきた。そのアドバイスがどれだけ役にたっているのかは分からないが、二日後には学校に会いに来るという。私も聞かれれば、いくらでもアドバイスはするつもりである。
演奏家を目指している学生に、体育の教員である私が身体の使い方やメンタルコントロールをアドバイスしている。私が指導したとはいえないが、少しは役に立っていると思う。楽器を演奏するということは、いかに身体を動かすかということだ。また、本番でアガラないで力を十分に発揮するためには、メンタルコントロールが必要である。それをスポーツのコーチ学をもとに、ナンバ流で音楽に落とし込んでいる。こんなことをずっと続けてきているが、昔の卒業生には今くらいの経験がなかったので、ずいぶん大雑把なアドバイスであったと思う。いまなら、十分な経験も積んできたので、的確なアドバイスが出来ると思う。
私は、桐朋の卒業生の応援団である。演奏や身体のことメンタル面での悩みがあれば、いつでも連絡してくれたらアドバイスはします。桐朋以外の演奏者でも、相談には乗ります。我々が身につけた技は、広く世のために利用しなければと思っています。
1月12日 矢野
