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7月4日(土)東京国際フォーラム

2009 年 6 月 10 日 水曜日

我々が行ってきたチャレンジナンバの一部が、学会報告される。
7月4日(9:00~17:00)に東京駅近くの東京フォーラムでの第26回日本二分脊椎症研究会にて、二分脊椎症であった子どもが自力排便が出来るまでの事例研究発表である。
これは、チャレンジナンバで最初に会った子どもで、恥ずかしながら二分脊椎症というものも初めて知った次第である。やはり自分の狭い視野の中には、健常者しか入っていなかったことに気づかされた。当たり前のことではあるが、世の中には、身体が不自由でも生きている人がたくさんいるんだということに衝撃を受けた。
目の前に、歩くことも不自由だし、排便や排尿に困っている人間がいれば、あなたならどうするだろう。医者からは、「改善の余地なし」と医学的回復を諦めさせられた人間を前にして。私は、こういうことに対して無性に腹が立つ。なぜ「改善の余地なし」と言えるのか、医学はそんなに絶対的なものか。それに、目の前の人間に対して「諦めろ」と言えるのは、お前はそれでもまともな人間かといいたい。
医学的見地というのは、データー重視でいま分かっていることだけの狭い科学的であろうとする。なぜ、回復しないなどと断言して見放してしまうのか。医学だけで人間を見て平気でいられる、その傲慢さが許せない。
それなら、体育的見地で少しでも回復するように手を貸そうとした。これは体育の分野でも、実験器具を使ってデーターをとり分析する科学的トレーニングという分野ではなく、運動の構造や伝達などを取り扱う運動学という分野で対応するしかない。ナンバの動きも、運動学的に取り組んできたので、ナンバの動きを利用する。
ナンバ式の考えに基づいて、いままでの運動回路を刺激したり新しい運動回路を創るということである。患者にとってトレーニングは楽しくもなく、苦しいし続かない。まして、筋力トレーニングを行い筋力で身体を動かすというのは、現実的には結構無理な話である。それよりも、痛みを伴わずに動く方向に動かしてやる、無理に可動域を広げようとしない、自分意志で動かすということを続けると、思いがけない変化が現れる。
人間には、死ぬまで可能性がある。いや、死んでも可能性があるかもしれない。それを、簡単に諦めさせてはいけない。決して諦めないという決意のもとに臨まない限り、何も新しいことは起こらない。我われは、奇跡を起こしているのではない。ごく当たり前の、可能性を引き出しているにすぎない。
興味のある方は、当日東京フォーラムにお越しください。発表は藤原一枝先生ですが、質問などに備えて私も長谷川くんも当日は現場に行きます。

6月10日 矢野

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