陸上部
日本選手権の報告
2007 年 5 月 31 日 木曜日27日に大阪は堺の金岡公園陸上競技場で日本身体障害者陸上競技選手権大会に参加しました。
当日は、気温28度以上のかなり暑いコンディションの中、午前10時30分から走り幅跳びが競技開始された。白井にとっては二度目の走り幅跳びで、まだまだ不安材料が多い。視覚障害者の競技に関しては、不安材料をいかに取り除くかということが第一になってくる。
そして、練習でいくら跳んでいても、大会となるとまた格別である。助走合わせを行うと、今までよりも2mくらい短い距離になっている。これはストライドが短くなったのではなく、助走のリズムが前と変わったためと思われる。踏み切り板の前後の誤差を調整するのは、私の役目である。
白井の当日の調子を見て、何処から助走をスタートするかを私が決めるのである。また、踏み切り板の横の調整は白井の責任である。これは、白井が助走を、いかに真っ直ぐ走ってこられるかにかかっている。
白井は走り幅跳びに関しては、まだ十分な自信を持って助走することが出来ず助走のリズムが一定しない。助走のスタート位置を前後に微調整するも、まともに跳べたのは一本だけで5m19であった。これは今後、練習で助走の安定を図らなければという課題として残った。
それよりも問題なのは、白井は左脚踏切であるが、跳躍のたびに左脚の太ももの裏側に強烈な負担がかかり痛みを覚えることであった。前回、走り幅跳びに出場したときは、左の足首に負担がかかっていた。負担の掛かる場所が、足首から太ももの裏側に移動したということである。
このことは、より遠くに跳ぼうという意思が「踏み切らなければ」という過剰な思いになっている。意識が過剰になると、必要以上に負担がかかる。その結果、太ももの裏側に痛みを感じたものと思われる。
左脚で踏み切ることを意識するのではなく、いかに右脚を素早く前に出すかということを意識しなければならない。そのことは競技中に気がついたが、今までそのようなアドバイスをしていなかったので、競技中にアドバイスを行えば白井を混乱さすだけだと思い黙っていた。
運動を行う場合の意識のおき方は、練習で十分にやっていないと、競技中だと混乱し不安に陥るので我慢した。跳躍競技は、踏み切り脚で踏み切って跳ぶものであるが、それはあえて意識しないでも出来ることで、問題は反対脚をいかに意識して動かすかということが大事になる。これも、今後の練習の課題である。
三段跳びは、午後2時30分から競技が開始された。白井は、当日の暑さと走り幅跳びによる踏み切り脚の太ももの裏側の違和感とで、11m29という平凡な記録で終わった。
ナンバ式に考えれば、身体の局部に負担の掛からない動きを目指している。その点から言えば、今回走り幅跳びを行って、踏み切り脚の太ももの裏側に負担がかかっていることに気付き、課題が見えてきた。
これは、動きを変えて対応するのではなく、運動するときの意識を変えて対応したほうがいいと思う。動くときの意識のポイントを変えるということである。このことは、いろんな競技に関しても言えることではないだろうか。
今後の練習の報告を期待してください。
次回は、7月1日に町田で行われる関東身体障害者陸上競技選手権大会です。その大会をステップにして、今年最大の目標であるブラジルでの視覚障害者陸上競技世界選手権大会に向かおうと思っています。
矢野
